ムロさんトーク

のらりくらり更新します

大谷伸彦という漢について

大谷伸彦さんについて書きます。

お笑い芸人コンビのダイノジ大谷ノブ彦さんについて書いてみたいと思います。

出会ってから伸彦で見ているので大谷伸彦と表記します。

 

大谷さんと初めて会ったのは昨年12月。

とある対談記事を書く際に初めてお会いした。

申し訳ない話ですが、お笑いにまったく興味がなかったので、ダイノジさんのことも知らなかったし、それ故、大谷さんについて全く知らなかったのです・・・

 

前出の対談の中で「俺はマジで嫌われてるから」と仰っていて、漠然と「嫌われ芸人なのかぁ、でもたい焼きくれたしいい人っぽいけどなぁ。」が僕の最初の感想w

※対談の時にスタッフ分のたい焼きを買って来てくれたのです。それでいい人とは単純かもw

 

 

でも、対談の中でも、自分のことより、他の芸人さんがもっと面白くなるには的なことや、吉本のこと、お笑い業界のことをもっと盛り上げることばかり話されてて、対談が終わる頃には「優しい人だな、たい焼きもくれたし。」っていう印象が強かったです。

※餌付けされれば大抵の人を優しい人だと思ってしまうわけではないです。

 

 

その後調べたら、どうやらかなりの火力の炎上もされた方のようで・・・

lineblog.me

 

あ、炎上と言えば今をときめく絵本作家ののぶみさんですが、「あたしおかあさんだから」に関してはわが友かめぴょんのブログに詳しいので、そちらをご覧ください。

www.kamepyon.com

 

 

話を戻すと、そんな感じで、炎上してるけどおもしろいし優しいし最高だなと思い、すぐにファンになりました。

 

さらに極めつけは、年末の天才万博

tensaibanpaku.com

 

こちらに、大谷さんがやっているDJダイノジが出演されるということで参加したのがダメ押しでした。

「djダイノジ」の画像検索結果

とにかく楽しいの!!

こんなに人を上げる人がいるなんて!!って衝撃でした。

 

 

さらにさらに、1月24日僕の第二子が生まれたのですが、僕のFacebookの投稿を大谷さんが観ていて、ちょっと寄ったDJイベントで

「僕のFacebookのお友達が最近お子さんが生まれたということで、ほんとめでたいです。今日も来てくださってるようなのですが、いらっしゃいますか?」と

 

えぇ~!!マジで!?ヤバい!!

テンション上がるわけですw

 

さらに「お父さんステージへ!」って呼ばれてまさかのステージセンターで踊るww

この日急遽の遠方へのヘルプになって良かったと思った僕ですw

 

数多いFacebookの友達の中で、特に接点があったわけではない僕の投稿を覚えてくれていて、イベントに噛ませてくれたのが本当にうれしくて、こんな素晴らしい優しい男、いや、漢は中々いない!絶対応援する!って決めたのでした。

 

そして、大谷さんがこんな投稿をしました。

 

少し長くなるかもです。
読んでいただけたらありがたいです。

クラウドファンディングに挑戦してます。
ご支援していただけたらありがたいです。

宮城県
気仙沼にあるフェニックスバッティングセンターで開催してる気仙沼フェニフェスは今回で3回目。
その運営資金、制作費のために挑戦してます。
入場料は無料です。

出会いは一本の電話です。
当時、某ラジオ局でお昼の帯放送をやらさせてもらっていた僕のところに、3月11日東日本大震災の特番の話が来ました。現地に行って取材したり、リスナーと電話を繋いで復興地の今を伝える番組でした。その中に気仙沼フェニックスバッティングセンターを作った千葉清英さんがいました。千葉さんを紹介してくれたのは尊敬する森脇健児さん。ロケで出会ったそうです。

千葉さんは9人家族のうち、奥様や2人の娘さんや義理のご両親、7人の尊い命が震災の津波に奪われました。そんな話を冷静に淡々と話す千葉さん。きっと何度も何度も取材やテレビやラジオで語らされてきたんだと思いました。申し訳ないなと思いました。思い出したくもないこと、触れて欲しくないことあるはずです。でもそうやって語ってくれる方がいるから、知ることができた人もいる。いてもたってもいられなくて、相方とレンタカー走らせて、後輩芸人に運転してもらって気仙沼に行きました。

笑顔で迎えてくれた千葉さんとだきあって、そこでまたいろんな話を聞きました。フェニックスバッティングセンターは東北で初の全打席両打ちなんです。千葉さんは牛乳屋さんで、一回の球数23球は"乳酸"にかけてなんですね。数字の話はいろんなポイントにあります。なぜ7つバッターボックスがあるのか、なぜここにこの数字があるのか丁寧に教えてくれました。是非、フェニックスバッティングセンターに行って直接聞いてみてください。
壁にはいろんな野球人の写真があります。
プロ野球選手からアスリート、いろんなジャンルの有名人の写真が飾ってる中にレゲエシンガーの方の写真がありました。
ライブをやってるんです。
聞くとここに簡易のステージを作って、ミニライブをやったんだとか。

思わず言いました

"ここでDJやってもいいですか?"

千葉さんは元々楽しいことが大好きな方。事情や僕らの音楽やDJに対する思い聞いてもらいました。やりたいとなって、あれよあれよと日程も決まって。元々東北には何度も何度も自分達のDJパーティー・ジャイアンナイトで来てます。震災があって沿岸部三ヶ所に出来たライブハウスでやって、大船渡のライブハウスではカウンドダウンもやりました。赤字だけど料金取れば自分らのギャラなしにすればやれなくはない。最初はとにかくここでやらなきゃって使命感とここでやったら楽しいだろうなって好奇心。

あっ、今回のこともそうですが。僕は正しいことやろうとか、正義だからやりたいのではありません。自分らがいい人だとかも、尊敬されたいとかそんなこと思ってないし、そこが目的ではないないんです。人が喜ぶことは何より好きだし、人間が好きです。やりたい理由は何より"楽しいから"これだけです。
楽しいで悲しいに勝ちたい。
抗いたい。自分の人生はその繰り返しだったからです。

千葉さんも同じ志の人だと感じました。

震災以降の悲しみ。その喪失感。唯一生き残った瑛太君との日常の奪還。その気持ち、どんなに想像しても本当の意味で寄り添うことなんて、僕にはおこがましくてできない。それでも話しをしてくれる千葉さん。絶望の毎日で唯一の息抜き、娯楽が親子2人で行くバッティングセンター通いだったんだとか。ただ当時は道路の整備もままならない。無我夢中で打って、打ちまくって。1時間半かけて気仙沼帰るとき、瑛太君が言った

「遠いね、気仙沼にもバッティングセンターあったらいいのに」

という一言から、始まったこのプロジェクト。その一言を聞いたときに、初めて希望が見えたと。一筋の光が見えたと。牛乳屋さんの千葉さんは"希望の飲むヨーグルト"とつけられた商品を売ってその利益で本当に気仙沼にバッティングセンターを作った。

悲しみに打ちひしがれるだけじゃなく、楽しいことに没頭したくて、それを気仙沼に作りたくて無我夢中で働いて作った手作りのバッティングセンター。そのネットは都内のゴルフ場で余ったものを譲り受けて張っていったもの。

ここで楽しいことやるってことが、ここで楽しいをみんなに供給することが千葉さんの願いや想いやないかと。

やってみよう。
どうなるかわからんけど。
本当にみんながみんな必要かどうかわからんけど。
面白そうならやってみよう。

1年目は実はお客様からお金を頂いてます。
チケット代で成り立たせようってことでやりました。地元の方は無料。外からやってきた人から入場料。

ただ実際には前後でイベント入れたり、実は東北の仲間が営業取って来てくれてギリギリでなんとか予算を確保したのです。

それでも結構な赤字でしたが、僕はこの日のことを一生忘れない。

日本中の常連さん、ジャイアンナイトやDJダイノジのファンが駆けつけてくれ、地元のちびっこやご年配の方々、仮設住宅住まいの方々、学生さん、本当に多種多様なお客様で溢れました。

さんまを無料提供してくれたさんまフェスの有志の方々、機材は地元の方が無料で貸してくれたり、CDJPAも別の地域の方が貸してくれました。完璧な手作りのイベント。
DJの中盤、地元の少年野球チームの子がダダッと入ってきて、最初はもじもじしてたんだけど、多分その中の人気者の子が意を決して踊りだして、みんなが踊り始めました。その時の一体感ったらなかったです。
ボールが転々と普段は転がってるゾーンを踊る、跳ぶ、動く、走る、唄う。
その少年野球チームに瑛太君がいました。
イベント終わり、瑛太君にあの曲何かと聞かれました。
WANIMAの『THANX』という曲。

"さよならが教えてくれた
離れるのは距離だけど"

爆音で流れみんなと歌ったこの曲に瑛太君反応してくれて、その日久しぶりにツイッター更新してくれた。この曲に対する思い。知れて良かったと、日本中で応援してくれる人がいると、自分の使命は前向きに生きていくことなんじゃないかと。そんなことをつぶやいてくれた。
俺、泣きまくった。
これが正しいかどうかわからないです。
これがやりたかったのは楽しいから。
今もそう思ってます。
あの場所に来た人には他にも家族を失った人たちいた。その一人一人の気持ちに100パーセントなれるかって言ったら、そんなの俺なんかにはできない。おこがましい。
でも、楽しいと思ってやったことが
みんなで作ってくれたこの空間が、
少しでも前向きになる力になれたのならこんな嬉しいことはないと心底思った。

大成功に終わった
フェニフェスでしたが二年目は
千葉さんのリクエストで決まりました。
瑛太君が中学から東京で寮生活するんだと。
それで3月にやれないかと。
それでやることにしました。
ところが今回予算どうするか。
というのも、一回やって、やっぱり完全な無料がいいなと。入場料もらうならそのお金でバッティングしてもらったり(会場お借りしてる費用も無料にしてくれました)した方がいいなと。あとはやっぱり間口を広げてどんどん来てもらいたい、体感してもらいたいなってのがありました。入場料無料で気軽に来てもらう。それでその日気仙沼にお金落としていってもらう。
これがいいなと。
で、実は去年は僕らDJダイノジがタイでDJやるので交通費をクラウドファンディング募ってチャレンジしました。そこのオーバーしたものを全て制作費にあてがいました。まぁ、それでも赤字でした。でもかなり助かりました。ゼロからやるよりは。タイに行くのにクラウドファンディング、その交通費ってことで炎上もしました。リターンもちゃんとあったんですが、信者からお金集めてるのかと心無い声が聞こえてきます。悔しかった。情けなかった。やらなきゃ良かったと思いました。そんときは。でも、支援してくれたみんなのメッセージや想いに後押しされてタイで最高に盛り上がったステージ繰り広げることができました。
自分らのDJは通用することを確信しました。今後絶対世界でやるんだ、日本に来た観光客の外国人の人たちに向けてやりたい、いろんな夢ができました。これは絶対やっていきます。応援してくれた方々のためにも。もっともっと新しい景色見せたい。俺らは誰もやれてないことをDJでやるんだと決意新たにしました。

そして、タイから気仙沼に。
2度目は地元の方々も出演者として参加してくれました。地元のウクレレグループの皆さん。実はメンバーの一人が直前で亡くなられて、出演キャンセルということに一度はなったのですが、前日やっぱり出たいと。僕は絶対出て欲しかったからもちろん大歓迎で。あのステージは本当に素晴らしかった。出演者の方が最後は感極まって泣きながら演奏してね。

いないっているんですよね。
そこにいないからみんなで想いを巡らす。
想像する。その人のこと思い出す。
それはいるってことなんやなと。

なんかね、大地さんのエアギターもそうなんですよね。みんなで協力して想像する。そこにいる(ある)って思い巡らし、楽しいを紡いでく。あの感じが好きなんです。

想像するってエンタメやなと。
そしてエンタメは悲しみへの抵抗やなと。

その日は地元のおばあちゃんのリクエストで漫才もやったりしました。そして趣旨に賛同してくれたFUNKISTさんがライブもやってくれて大いに盛り上がりました。夜は大地さんと千葉さんが地元のスナックで大盛り上がりしたりして。僕らも打ち上げに地元のお店はしごしたりして。大成功となりました。

さて、3回目です。
もう予算はありません。
もう辞めるか。
2度やれたならもういいか。
秋に気仙沼は沢山のイベント控えてます。
3月にやったのも意義があるがどうする?
そんな風に思ってたところ
千葉さんから来年どうします?
いつやります?の催促が笑

3月でしょ!と即答。
即答して考える。どうする?お金。
クラウドファンディングやるか?
でも、去年叩かれて落ち込んだし、今年はやらず、しばらく休んで、またお金貯まったらやるとか。
どうする?
まずはキングコング西野亮廣君に相談。

"飾り付けやレイアウトしっかりやるのはどうすか?"

えっ?お金は?

クラウドファンディングで。
みんなと作り上げましょうと。
みんなでやりましょうと。

そっかそっか。
これはそもそも支援してくれた人と作り上げるもんだと。自分で背負うことも大事やけど、みんなで作ればその分みんなも力貸してくれる。
俺はポンコツで力不足なんだからそんなこと早く認めて頭を下げてやる。
大事なのは当日来てくれた人が楽しいかどうか。詳しい人に力借りれないかと。
それで一緒にイベントもやってくれてるウエオカキヨシ君にお願いして、1つ1つチェックしてもらいながら1年ぶりのクラウドファンディングとなりました。

飾り付けやレイアウトは天才万博や西野亮廣君の個展のレイアウトもやってる只石さん。
この人も天才。
あのバッティングセンターがどんな空間なるか、地元の人がわーっと大喜びするような空間。ドキドキしてワクワクするあの空間ね。

ライブは
是非って快諾してくれた
FUNKISTさん

一年中ライブハウスで圧倒的なライブを繰り広げてくれる
絶叫する60度さん

更に
行動力と決断力のエンターティナー
DJわいざん

実は1回目からずーっと来てくれてる
ホームレス小谷君

もちろんキヨシ君や後は地元の出演者の方々を募ってるとこ。

あっそれと日本一フェスに呼ばれるDJ
DJダイノジね笑

今年ももちろん沢山のお力添えでやれることは重々承知で。ただ今後もやっていくなら、やっぱりみんなに負担かけるだけじゃ続かないと。ちゃんと微々たるものでもギャラ払って、スタッフさんのお金や会場費用も払うんだと。交通費も含めてコスト全て計算して、覚悟してクラウドファンディング挑戦となりました。

格好つけることはできません。
泥くさくやってしまうのは芸風かなー笑
すいません。
精一杯やります。

何度でも言いますね。

その気持ちの真ん中は
あくまでも
楽しいことをやりたいってだけです。
お祭りをやりたいってだけです。

気仙沼で楽しいことやって
気仙沼を知ってもらって
気仙沼に住んでる人と交わって
また観光にも来てもらって。

住んでる人もそうでない人も笑顔になるフェスにしたい。

笑顔作りたいです。
一緒に笑いあいたいです。
どうかその作り手になってくれませんか?

どうかどうか
よろしくお願いします。

ダイノジ大谷ノブ彦

 

どうですか?

カッコよくないっすか?

最高だと思いました。

本当に愛であふれた人です。

 

賛同された方、ぜひご支援お願いします。

camp-fire.jp

 

 

まだまだ大谷歴二か月なのでペーペーですが、僕ができることをやって応援します!

 

感想はレターポットで↓

 

 

letterpot.otogimachi.jp